Pierre Jeanneret Tokyo

日本橋三越本店 本館5階 にて展示会を行います。

日本橋三越本店 本館5階 にて展示会を行います。

【展示会概要】

場所:日本橋三越本店 本館5階 家具/イベントスペース
会期:2025年6月4日(水)〜6月24日(火)
6月25日(水)~7月15日(火)は場所を移動して、レイアウトも拡張予定です。
テーマ:
CRAFTED MODERNISM|手仕事と構造美の共鳴
機能美を超えたフォルム——ジャンヌレの思想を、現代に継ぐ。

【展示コンセプト】

大量生産が当たり前になった現代において、「本当の豊かさ」とは何でしょうか。

1950年代、建築家ピエール・ジャンヌレは、インド・チャンディーガルの都市計画において「建築と調和する家具」を追求しました。その美しさは装飾ではなく、構造そのものの合理性と詩的な温度に宿っています。

今回のポップアップでは、Pierre Jeanneret Tokyoが手がける忠実な復刻シリーズを中心に、「ジャンヌレの哲学」を現代的な視点で再解釈。「Crafted Modernism(クラフティッド・モダニズム)」というテーマのもと、機能美・素材美・構造美が共鳴する空間をお届けします。

職人の手が生む、わずかに揺らぎのある“完璧”。静かに佇む椅子たちに宿るのは、時間と手間が織り成す、真のクラフトの魂です。


【Pierre Jeanneret Tokyo の7つのこだわり】

■厳選されたヴィンテージチーク材の再利用
 長年自然乾燥されたインドの古材を使用。風合いと耐久性に優れた素材を厳選。

■電動工具を使わない完全手作業
 当時のノミ、カンナ、ノコギリなどを用い、すべての工程を1950年代の手仕事で再現。

■手編みのケーン(籐)による座面と背もたれ
 一本一本、職人の手で編み込まれる籐の織りは、柔らかな座り心地を生み出します。

■金具を使わない木組み構造(ほぞ継ぎ)
 釘もネジも使わずに構造を組み上げ、素材本来の力を引き出します。

■1脚あたり7日以上を要する丁寧な研磨作業
 木肌のやさしさ、エッジの陰影まで、職人の手でコントロールされた磨き工程。

■微細なカーブの忠実な再現
 ジャンヌレ家具の特徴である自然な傾斜や丸みによる「身体への優しさ」を追求。

■絶妙な角度とバランス設計
 重心、視覚的バランス、構造力学までを考慮した緻密な角度調整。


【私たちの使命】

Pierre Jeanneret Tokyoが目指すのは、「ジャンヌレ風」ではなく、彼の思想・哲学・技術・文化背景までを含めて、本質を継承したChandigarh Furnitureの正統な復刻です。

「見た目」だけをなぞるのではなく、「魂」まで受け継ぐ家具を。
それが、私たちのものづくりの在り方です。

是非、今回の展示会にて「魂」に触れていただけますと幸いです。