Pierre Jeanneret Tokyo

ピエール・ジャンヌレの家具が人気の背景と主な製品を紹介

ピエール・ジャンヌレの家具が人気の背景と主な製品を紹介

ピエール・ジャンヌレの家具が今なお注目されている背景には、歴史的価値とその実用性やデザイン性の高さにあります。ジャンヌレは20世紀中盤に活躍し、近代の家具デザインに大きな影響を与えた人物の一人です。

この記事では、ジャンヌレの家具がなぜ今でも多くの人々に愛され続けているのか、その背景と主な製品の特徴について解説します。

 

ジャンヌレの家具が人気の背景

1950年代、ジャンヌレがインドのチャンディーガルの都市計画に携わった際、建築物だけでなく、様々な家具の製作にも関与しています。

これらの家具は、シンプルでミニマルながらも実用的かつチャンディーガルの建築物と調和するデザインが特徴的で様々な場所で利用されていました。

しかし1980年代に入ると、それらの家具の多くは過度の使用による破損等で、廃品置き場で解体され、薪として再利用されているような状況でした。

その後、1990年代後半から2000年代初頭にかけて、パリのギャラリストが、それらの見捨てられた家具の歴史的価値と芸術性に価値を感じて、購入し修復に取り組み、それによってジャンヌレの家具は再び脚光を浴び、需要や価値が一気に高まります。

現在は文化遺産保護の観点からチャンディーガルからのジャンヌレのオリジナル家具の輸出は禁止されているため、限られた数量と高い需要により、ヴィンテージ品は高値で取引されています。

 

ジャンヌレの家具のリプロダクト品(復刻品)とは?

ジャンヌレの家具のリプロダクト品(復刻品)とは?

市場での需要の高さから、ジャンヌレの家具はリプロダクト品(復刻品)として新たに生産もされています。低品質な製品がある一方で、ジャンヌレのオリジナルデザインを忠実に再現し、チークの古材を使用することで、その独特の風合いと品質を保ちながら製造しているものもあります。

ジャンヌレが残した設計図とデザイン指針を基に、細部にわたるまでオリジナルの意図を尊重した製作が行われており、ジャンヌレの家具を現代に再現しているのです。

リプロダクト品(復刻品)によって、魅力と価値を継承しつつ、より広い層の人々がジャンヌレの作品を手に取り、その美しさを日常生活で楽しむことが可能になっています。

 

主なジャンヌレの家具

リプロダクト品(復刻品)として製造されているジャンヌレの主な家具とその特徴を紹介します。

 

椅子・ベンチ・スツール

椅子・ベンチ・スツール

シンプルながらも美しさと実用性を兼ね備えているのがジャンヌレの椅子で「OFFICE CANED CHAIR」や「ARMLESS EASY CHAIR」などは、大学や行政施設などで広く使用されていたモデルで、現代でも人気があります。

Zシェイプと呼ばれている両サイドのフレームが美しい「KANGAROO CHAIR」も代表作の一つです。

ベンチは立法議会の議員用アパートや個人宅用に製作されていたもので「CANED BENCH」は2本のVレッグとクロスバーによる構造で機能的かつ美しく、背もたれが付いた「CANED BENCH SEAT」は、程よい深さの座り心地が特徴的です。

スツールは主に大学の教室で使用されていたもので、座面にわずかな窪みを持つ「WOODEN SEAT ROUND STOOL」や、シートとレッグの結合部、ボトムのクロスバーによる支えが美しい「CANED SEAT ROUND HIGH STOOL」などがあります。

 

テーブル・机

テーブル・机

大学、カフェテリア、行政施設などで広く使われたテーブルや机は、アイコニックなデザインであるVレッグやZレッグが特徴的です。

SQUARE TABLE」は反りが少なく耐久性に優れた設計で、ジャンヌレのミニマリズムと機能主義の哲学を体現しています。

COFFEE TABLE」はV字型のコンパスレッグが特徴的で、オープンキャビネットを支え、ガラスのテーブルトップをチーク材のバーが支えています。

TEAK DESK」はXレッグと4段の引き出しをクロスバーで繋ぐ構造が特徴的です。

DINING TABLE BOOMERANG LEG」は裁判所や会議室で使用されたテーブルで、その名の通りブーメラン形状の脚が印象的です。

 

その他

その他

SCREEN」は3枚の両面パネルで構成され、空間を区切るだけでなくインテリアのアクセントとしても機能します。

FILE RACK」はチャンディーガル事務局ビルのためにデザインされたもので、書類やファイルを整理しやすい実用的な家具です。

LINEN BASKET」はパンジャブ病院などで利用されたランドリーボックスで、衣類やリネン類を収納するために使われていたものです。

裁判所で使用されていた「V BOOK RACK」は、雑誌や書類などを収納するためのラックで、収納家具であると同時に、空間のデザイン要素としても機能します。

 

ジャンヌレの家具に興味があるなら

ピエール・ジャンヌレの家具は、その歴史的価値と実用性やデザイン性の高さから今なお広く愛され続けています。

オリジナル品の入手が難しい中、様々なリプロダクト品(復刻品)が生産されています。

PIERRE JEANNERET TOKYO」では、ジャンヌレのオリジナルデザインを忠実に再現した高品質なリプロダクト品(復刻品)を提供しています。

製品は、ジャンヌレデザインオフィス監修の工場で家具職人として働いていた人から直接指導を受けた親族が指揮するインド国内の工場で製作されています。

PIERRE JEANNERET TOKYOは、ジャンヌレの家具が持つ美学と歴史的価値を尊重し、より多くの人々にその魅力を伝えることを目的としていますので、ご興味がございましたらぜひ製品ラインナップをご覧ください。

 

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